マンチェスターユナイテッドはFAカップ決勝でマンチェスターシティを破った。
25日に行われたFAカップ決勝は昨年と同様のカードでマンチェスターダービーとなった。
今季ユナイテッドは過去最低の成績で苦しいシーズンを過ごしてきたのに対してシティはプレミアリーグ優勝と最高のシーズンを送っていた。
Xではユナイテッドが大敗を喫すと考える人々のポストが目立っていた。
しかし、結果としては2-1でユナイテッドが勝利し、シーズンを最高の形で終わることができた。
内容としては、マンチェスターユナイテッドが徹底して相手の裏を狙う形。最初の得点は裏に蹴り出したボールをシティ守備陣が処理を誤り、ガルナチョが無人のゴールに流し込んだ。
2点目はラッシュフォードが逆サイドの空いているスペースにきれいなロングボールを出し、拾ったガルナチョからブルーノ、最後はメイヌーで崩しきった。
後半、シティはドクを投入し、逆転を狙う。ユナイテッドにとってドクの存在は非常に脅威となっており、対応に苦しんだ。
ドクはカットインからのシュートで1点返したものの、2点目は取れずに試合が終了した。
試合勝利後、テンハグが去就について語った。
この数日、テンハグの将来についての様々な憶測が飛び交っていた。その中でもFAカップ決勝の試合結果にかかわらず解任されるといった報道が多く出てきていた。
主将のブルーノフェルナンデスは試合後に涙を浮かべ、テンハグが不当なレベルのプレッシャーにさらされていたことを認めている。
タイトルを取った試合後にテンハグはBBCスポーツのインタビューで決勝戦についてと将来の去就について下記のように語った。
「私がやっているのは、チームを整え、育成することだ。私が監督に就任した時はひどい状態だったといえる。今は良くなったが、まだ目指しているレベルではない。
サッカーはトロフィーを勝ち取ることだ。攻撃的なサッカーをしたいが、最終的にはトロフィーを獲得する必要がある。それが今日我々が持っていたメンタリティだ。我々はそれを成し遂げた。選手とスタッフをとても誇りに思う。」
「将来についてはわからない。何も知らされていない。でも、もしクラブが私を必要としないのであれば、私はどこかほかのところに行ってトロフィーを勝ち取る。それがキャリアを通じて私がやってきたことだ。」
今シーズンは苦しいシーズンとなったが、今回のトロフィーだけでなく、ガルナチョやメイヌーなどの若手の発掘など、貴重な功績もあることから、ファンからは続投を望む声も多い。
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